保証人ありのキャッシングでの保証契約

何時支払う側になるか分かりません、聞いておきましょう保証契約の話

保証契約とは、保証人が立てられている場合のキャッシングにおいて、債権者(消費者金融業者)と、保証人との間で締結される契約の事を意味します。2004年12月の民法改正で、保証契約は書面により行わなければ効力を発生出来ないという様に定められましたので、保証契約は合意だけでなく、合意を書面化する事で初めて成立します。

通常、キャッシングを利用する場合、保証人は必要ありません。しかし、特殊なケースで保証人が立てられる事も、稀にではあり得ます。その際の、債権者と保証人間で締結される事項を、保証契約と呼称します。

保証契約を締結しているキャッシングには、幾つかの問題点を孕んでいます。例えば、保証人が保証債務の認識を有していても、実際に債務の支払いは予想していなかったというケースも多いのです。この様な場合、債権者から保証人へ支払い請求をされた段階になってから、保証人が支払いを拒む場合も多々発生しているのです。

上記の様な状況を「保証否認」と呼称します。実際の現場では、債権者と保証人との間で、非常に多く発生する紛争形態の1つになっています。ですから、保証人を引き受ける場合、即ち保証契約を締結する場合は、保証人を引き受ける人は、将来、債務者が返済不能となり、自らがその代わりに返済の義務を負う事になると言う「自覚」を持たなければなりません。

長年の友人だから、会社で世話になっている上司だからと言って、安易に保証人を引き受ける事は、絶対に避けましょう。後々、紛争形態となり債権者、債務者、保証人いすれにも、ダメージの大きいマイナスの結果しかもたらさない事を、重々念頭に置いておくべきでしょう。